1979-12-07 第90回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
少なくとも行政府のトップクラスの岡安水産庁長官、その次の森長官、いまは今村長官——今村長官については私は存じておりませんが、岡安長官にしてもあるいは森長官にしても、何回も韓国へ行って韓国と折衝してきておる事実は知っておる。知っておりますけれども、いま申しましたように、問題はちっとも解決しておらない。政治は経過がどうであっても実が結ばなければこれは政治でないわけですよ。
少なくとも行政府のトップクラスの岡安水産庁長官、その次の森長官、いまは今村長官——今村長官については私は存じておりませんが、岡安長官にしてもあるいは森長官にしても、何回も韓国へ行って韓国と折衝してきておる事実は知っておる。知っておりますけれども、いま申しましたように、問題はちっとも解決しておらない。政治は経過がどうであっても実が結ばなければこれは政治でないわけですよ。
そこで、私がこれについて尋ねたら、前の岡安水産庁長官はなかなかめんどうだけれども漁獲努力をすることによって何とかそれをとりたいということをおっしゃっておった。 そういうような情勢の中で、今度は、日本の船、この船がどういう船かわからぬけれども、商社の船、商社がチャーターするか商社が持っておる船を出すのかその辺はわかりませんよ、乗組員もどういうんかわからない。
そのときに岡安水産庁長官は、非常にむずかしいことであるけれども、何とか工夫して漁獲努力をするならばこれを消化することができるという御答弁をされておるわけであります。 こういう観点からも推しはかられるんでありますが、要すれば、あれは回遊魚ですから魚道を押さえてしまう、いわゆる魚のいない海を与える、そういう手段に向こうは出てきたんではないか。
現に、あなた、岡安水産庁長官は先日の農林水産委員会における私の質問に対して、一月から三月までスケトウダラの漁獲量は五十万トンだとおっしゃっている。六月から十二月までに十万トンですから、スケトウだけで六十万トン、七七年には漁獲しておるわけです。これが今度は、スケトウに限って私申し上げますが、七八年、来年は三十四万五千トン、まさに半分に大削減されておるではありませんか。
それからもう一つは、岡安水産庁長官にお伺いしておきますが、北方四島周辺にわたる三角水域、これは日本漁業水域として線引きしておるわけで、またこの三角水域は花咲ガニ、タラバガニ、ズワイガニの漁場でありますけれども、今年もついにゼロになったわけですね。ソ連は漁獲ができるけれども、日本側は主権が及ばないということでしょうが、ついにことしもできなかった。
○瀬野委員 岡安水産庁長官にお伺いしますが、今次漁業交渉で最も重要な問題であった漁獲割り当ての激減、特に操業水域拡大が現状固定になったわけであります。すなわち水域拡大が認められなかったのは、北緯五十度以北のオホーツク海、カムチャッカ沖合い漁場、サハリンの西側漁場でありました。北転船の漁場が少ないわけであります。
○瀬野委員 時間も迫ってきましたので、あと岡安水産庁長官と外務大臣に一つずつお伺いして質問を終わることにします。 岡安水産庁長官、今次交渉の柱というのは、クォータの問題さらには協力協定の問題それから取り締まり問題、この三つが柱であったと思うのであります。
○瀬野委員 次は、岡安水産庁長官にお尋ねしますけれども、日ソ漁業暫定協定第七条3にはいわゆるボンド条項、すなわち「適当な担保又はその他の保証が提供された後に遅滞なく釈放される。」ということですが、ソ連監視船の罰金徴収の根拠は、先ほども大臣に答弁していただきましたが、この規定によるものではなくて、同協定第六条によっておるわけです。すなわち、第六条の「ソ連邦の法律に従い責任を食う。」
中には最低三万円というのもありますが、この罰金を徴された船、これは私は、いま岡安水産庁長官がそのとおりとおっしゃいましたが、ソ連取締官の権限を逸脱したものではないか、かように思うわけであります。すなわち、一ルーブルが三百六十五円、仮に四百円にしてもこれは当然オーバーいたしております。これに対しては日本政府はいかなる対応をしておられるのか、この点も明らかにしていただきたい。
○宇野(亨)委員 ただいまの大臣並びに岡安水産庁長官の御説明で大体わかったわけでございますけれども、その中で第六次の整備計画の初年度、折しも漁業交渉の真っただ中で予算が組まれたわけでございます。五十二年度が初年度でございますけれども、今後来年度、さらにまた第三年目を迎える五十四年度というような問題についての予算の取り組み方、これを伺いたい。大臣、お願いします。
ただいま岡安水産庁長官の言われたとおりでございまして、この日ソ漁業操業協定の一条で公海水域に適用があるということはいま先生が指摘したとおりでございまして、日本が今度いたします漁業水域もこれは公海に漁業水域を適用するということでございますから、この点は従来どおり日ソ漁業操業協定の適用というのはあるということでございますが、ただ御存じのとおり、領海十二海里に拡張されますから、従来は三海里だったのが十二海里
私は、実はきのうの連合審査のときに、岡安水産庁長官を通じ、鈴木農林大臣に対しても、この領土問題を避けては通れないということはたびたび申し上げております。
○岡田(春)委員 岡安水産庁長官の御答弁もいま伺ったのですが、宗谷海峡はそういう第三国の船が通る、だから三海里以上にしない。択捉海峡は完全に二つに分けてしまうわけですね。第三国の船は通らなくて構わない、こういうことですね。そういうように理解してもよろしいですな。
○井口説明員 実はこのたびの領海法におきまして特定海峡を定めた場合の考え方につきましては、ただいま岡安水産庁長官から御説明申し上げたとおりでございまして、これは新しくでき上がるであろう海洋法条約の国際海峡の定義そのものとは直接関係がないわけでございまして、審議の内容とかそういうものは参考にいたしましたけれども、わが国の国内法においてこの国際海峡の新しい定義とか基準ということを設けたわけではございません
特に、今回の日ソ漁業交渉に当たっては、鈴木農林大臣、国務大臣の資格でおいでになったわけですが、並びに岡安水産庁長官には、大変御苦労が多かったことと思います。心からその労を多とするものであります。また、政府が二月以来対ソ漁業交渉で努力してきたことに対しても、一応敬意を表したい、かように思うわけでございます。
○国務大臣(鈴木善幸君) 現在代表団のほかに岡安水産庁長官も派遣をいたしまして、鋭意日夜を分かたず公式非公式に折衝を続けておる段階でございます。私は、鈴木・イシコフ会談の成果として交換されました書簡、この線に沿うてソ側がこの交渉に乗ってくると、こういうことであれば、私はこの問題は打開できると、このように考えておりまして、代表団に対しましては、緊密な連絡をとりながらやっておるところでございます。
そういう原則的な問題でいま交渉が難航をしておるということでございますけれども、岡安水産庁長官も派遣をいたしまして、わが方としても全力を挙げてソ連側の理解と協力を得るようにいま努力を傾けておるところでございます。
次に、日ソ漁業交渉に関してお尋ねをしていきたいと思いますが、現在モスクワで行われております日ソ漁業暫定取り決めの交渉で、交渉の進捗を図るために岡安水産庁長官も新たに日本代表団に加わりまして、交渉が終了までモスクワにとどまって何としても決着をつけたいんだということでございますが、政府としては同長官に、今回の派遣に当たって硬直状態を打開するための新たな提案を持たせて訪ソをさせたのかどうか、その点をお伺いしたい
○小笠原貞子君 そういうお答えでなければならないと思うわけなんですけれども、この社長さんの記者会見では、訪ソ前に岡安水産庁長官にはスケトウ輸入について非公式に話しておいたというようなことも記者会見でおっしゃっているわけですね。だから、こんなことがあってはならないんだけれども、やっぱり非公式でそういうような話になっている。
○瀬野委員 最後に、岡安水産庁長官もいま重大な決意を述べられましたが、今度の交渉はまことにソ連の一方的な強い交渉によって、日本は厳しい守勢に立たされている、かように思っておりますけれども、私は、本日は国会でも決議されたし、当委員会でもこのことがいろいろ論議されたということを踏まえて、もう出発されるまでに委員会でこういったことが論議されるかどうかわかりませんが、十分ひとつ国会の意思を体して、また一億一千万人
○瀬野委員 岡安水産庁長官から概括的に御説明をいただいたわけですけれども、われわれが聞くところによると、モスクワにおける日ソ漁業取り決めの交渉において、ソ連側がソ連二百海里水域内での日本漁船によるサケ・マス漁の禁止を図っていることと、また同水域内でのサケ・マス問題を東京の漁業交渉からモスクワの交渉に移したい意向をほのめかした、こういうふうに聞いておりますけれども、これが事実であればわが国漁業は大打撃
○瀬野委員 岡安水産庁長官は三月二十日からモスクワ交渉に急遽赴かれると聞いておりますが、交渉の成り行きいかんによっては、再度鈴木農林大臣をモスクワへ派遣し、政治折衝等の必要なんかも起きてくるのではないかと思いますけれども、当該担当の水産庁長官として今度モスクワに行かれる、またその結果によってはそういうこともあり得るのか、その点どういうふうに見ておられるのかお聞きしておきたい。